HOME > 流派
茶道には多くの流派が存在しています。
茶湯や茶の湯とも呼ばれ、お茶は古くから楽しまれています。
茶道の流派は数多くありますが、その中でも千利休を祖とする千家の本家になります。
門弟数においては、裏千家の半数程度と言われています。
表千家という名は、表千家を象徴する茶室である「不審庵」が、裏千家を象徴する茶室である「今日庵」に対して通りの表側にあったことから付けられました。
裏千家とは、千利休から家督を継いだ表千家に対しての分家にあたります。
茶道会で多くの門下を持つ裏千家は、千利休から家督を継いだ本家・表千家に対して、分家の武者小路千家と裏千家と併せて三千家と呼ばれています。
茶道人口の半分以上は裏千家と言われ、茶道会には数多くの流派がありますが、最大規模の流派になります。
茶道具の一つでもあるふくさですが、これも色やサイズに決まりがあります。
表千家では女性は橙色で男性は紫色、裏千家では男性は同じく紫色ですが女性は赤になります。
見た目で表千家!裏千家!とわかるようです。
作法に関しても部屋の出入りの際の足の入り方や歩き方・立ち上がり方など細かな決まりがあります。
表千家を学んでいる人が同時に裏千家を学ぶことはまずないと思いますが、違いを知っておくと面白いかもしれませんね。
表千家は蓋なしの鉢を菓子器に用いますが、表千家と武者小路千家は、蓋付の喰籠を菓子器に用います。
また、お茶の泡の立て方も実は表千家と裏千家では違っていて、適度に泡立てるのが表千家で細かな泡をしっかり立てるのが裏千家の方法だそうです。
Copyright© 茶道具入門 All Rights Reserved.